生フェス実行委員を長年務めて/津久井浩一
市民の会発足30周年、おめでとうございます!
私は事務局に居たことは無いはずなのですが(郷土博物館等建設準備室→博物館→藤の台公民館→図書館西武分館→博物館)、社会教育畑一筋でやってきましたので市民の会の皆様とのご縁はいろいろとございます。そこで今回の寄稿依頼が来たのでしょう。
市民の会の活動で大きなものの一つである「いるま生涯学習フェスティバル」での係わりが私としては思い出深いものです。全部で11回実行委員としてご一緒し、副実行委員長も務めさせていただきました。渡部さんや山増さんとはもう腐れ縁と呼んでも差し支えないのではないでしょうか。
私が実行委員だったときは、「生涯学習」というものの敷居が高いのではないかという話が念頭にあり、「いるま生涯学習フェスティバルという名前が長い」「聞いたときに障害学習?と返される」「学習?勉強なんてもういいです」という意見を受け、とにかくイベントとして参加しやすくする、そこで何か学びと出会えればいいのではないか、という取り組みをしておりました。例えば、
- 略称「生フェス」の採用
- ポスター・チラシデザインの刷新(これは今井委員の尽力が大きいです)
- 生涯学習の妖精「いるくん・まなちゃん・びぃとさん」の起用(イラスト原案は当時の事務局職員)
- 『すべての活動が学びに通ずる』として、武蔵野の地域を舞台にしたローカルヒーローショー開催
- 全国有数のプラレールレイアウト名人を招いて巨大レイアウト展示
痴呆を題材にしたアニメーション映画の上映会 - レゴやナノブロック等の独創的な作品が集結した「ブロックEXPO」実施など
中にはその後、現職場である博物館での事業運営にも繋がるものがありました。近年ではイベント色が強すぎるとして従来の学習発表的なスタイルに回帰したそうですが、それもまた興味深い動きだと思います。
「あれから30年」と言いますが「これから30年」は市役所には居られません。私の老後の居場所として市民の会が続いていますことを願いましてペンを置きたいと思います。
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