私のギター学び体験/渡部直也
「楽しいギター入門-懐かしい昭和フォークを弾語り-」を担当している渡部直也です。実はギター歴は極めて短く、技量もないのですが、恐れ多くも10年近くまちの先生講座を企画/開催してきましたが、こんな私がなぜ? 皆さんに私のギター学び体験をお話ししましょう。
2013年の初夏、押入れの奥から一本のエレキギターが姿を現しました。独立した子どもが置いていったもので、処分するつもりで手に取った瞬間、昔フォークギターを弾いていた頃の記憶がふっとよみがえりました:「エレキギターなんて昔は買ってもらえなかったな」「小遣いで買ったフォークギターを高校にもっていったっけ」・・・気づけば見つけたエレキギターを机の横に私は立て掛けていました。
必要な機材を調べてみると思いのほかアンプやエフェクターが安い!そして、昔と違って今はYouTubeで気軽に学べる時代です。半世紀ぶりにギター練習を再開し、少しずつ弾けるようになる喜びに夢中になりました。練習の記録を残そうとYouTubeチャンネル「technocookie11」も開設し、独学ながら音づくりにも挑戦しました。
3年後の2016年、思い切って入間市の「まちの先生」に登録しました。資格はなくても、シニア世代に“今の時代のエレキギター学習法”を伝えられるのではないかと考えたのです。講座ではYouTube活用や安価な機材の紹介をしましたが、受講生が求めていたのは、エレキギターでロックではなくアコースティックギターでの弾き語りでした。講座でのコード練習で口ずさんだ昔懐かしい昭和フォークが好評で、逆に私自身もその魅力を再発見しました。
2017年の講座終了時、受講生の一人が「このまま終わるのは惜しい」と声を上げ、昭和フォークの弾き語りサークル「ギターE7」が誕生しました。私は講師ではなく一会員として参加し、新しい学びとしてベースギターに挑戦。月1回の練習を続けるうちに仲間は徐々に増え、昭和フォークや歌謡曲など30曲ほどをレパートリーに持つ音楽サークルへと育っていきました。
そして2022年、老人福祉センターからクリスマス演奏会の依頼が舞い込みます。初めての本格的なステージに緊張しながらも10曲を演奏し、その後も公民館やデイサービスから声がかかるようになりました。お客さんが楽しそうに歌ってくれると、演奏する私たちも自然と笑顔になります。お客さんから「ビートルズやベンチャーズもいいね」「昔の小学唱歌はどう」などとアイデアをいただきます。サークルの新たな挑戦として新たな曲を相談し、練習し、またどこかで誰かと一緒に歌う——そんな循環が続いています。
押入れのギターから始まった趣味が、「まちの先生」登録を経て仲間とのサークル活動へ広がり、今では地域の皆さんと一緒に歌って楽しむ演奏活動へと発展したのです。以上、私のギター学び体験のご紹介でした。
